医療法人 友愛会 田川療養所

入院について

症状が重くて外来治療では治療効果があがらないときや十分な睡眠や休養が必要なとき、また、自傷や自殺などご自分を傷つけてしまう危険があるときやご家族や周りの人々を傷つけてしまう恐れのある場合など、症状のために生活を営むのが困難になると入院治療が必要になります。

入院が必要と思われる場合やご希望される場合は、まず当院までお電話ください。精神保健福祉士がお話しをうかがった後、医師が判断します。必要な場合は入院前に一旦外来受診をしていただく事もあります。
医師が入院を決める際に、「今回の入院が何のための入院なのか」、目的・目標を明確にした上で、当院との治療契約を結ばせていただきます。
その後、ご希望などをうかがった上、病状に応じて入院される病棟を医師が判断します。

入院について

病棟構成は以下のようになっています

6階 講堂 作業療法室
5階 5病棟 精神療養病棟(男女混合 60床) 売店
男女混合の閉鎖病棟です。
4階 4病棟 精神療養病棟(男女混合 60床)
男女混合の閉鎖病棟です。
3階 3病棟 精神科急性期治療病棟(Ⅰ)(男女混合病棟 49床)
※ストレスケアユニット10床を含む

急性期の治療病棟で、最大限3ヶ月までを目処に治療をおこないます。
2階 2病棟 精神一般病棟(男女混合 60床)
高齢者の療養病棟です。
1階 玄関 総合受付 外来受付 売店

(2016年7月現在)

※入院する病棟はご希望をうかがった上で、病状に応じて医師が判断します。場合によっては他の病棟へのご入院となることがあります。

※それぞれの病棟で療養していただくための規則が異なります。

※各病棟で個室がご利用いただけます。しかし、主治医の判断や病床の状況によってご希望に添えない場合があります。また、部屋によっても料金が異なります。

※当院は敷地内全面禁煙となっています。

田川療養所

当院では検査入院もおこなっています

血液検査、尿検査、心電図、脳波検査、X線検査、CT撮影、心理テストなどをおこないます。
CT撮影CT撮影
脳波検査脳波検査
心電図心電図

入院の治療と退院までの流れ

当院に入院となりましたら、主治医による面談を通して病気の症状をうかがいながら、症状に適したお薬の処方や調整をおこないます。病棟の看護スタッフがケアさせていただきながら、まずはしっかりと睡眠とお食事をとり、休息を取っていただきます。

病状がある程度落ち着きましたら、作業療法やレクリエーション療法などのリハビリテーションプログラムが導入されます。ご自宅での生活のための準備をおこないます。また、入院中の方々が集まり、ご自身の病気のことや生活のこと、抱えているお悩みについて話し合うミーティングにも取り組んでいます。

病状が安定し、ご自宅での生活の準備が整いましたら退院への準備をします。その際、当院のスタッフによる退院前訪問指導にてご自宅の生活の様子を確認させていただくこともあります。その中でほかにご準備が必要な事や退院後に必要な医療、福祉サービスを検討させていただきます。退院に向けた準備と退院後の支援について下記にまとめました。

入院用個室
精神科退院前訪問指導

退院に先立って、担当看護師や精神保健福祉士、作業療法士や保健師などがご家庭を訪問し、退院後の療養上の助言などをさせていただきます。

デイケア体験通所

退院後、当院外来デイケアに通所予定の方に対して、入院中よりデイケアに行く準備として、デイケアを体験していただきます。

退院時療養計画書

退院後の療養についての計画書を書面にて差し上げます。

精神科訪問看護指導

医師の指示により、訪問看護ステーション「あんこう」、もしくは当院からご家庭を訪問し、患者様の社会生活の助言やご家族のご相談などを受けます。

ホームヘルパー

家事援助、身体介護などヘルパーを派遣できる場合があります。

ご利用希望の際は精神保健福祉士にご相談ください。

通 院

退院後の経過観察や安定した生活を送るために、当院や田川クリニックに外来通院していただきます。

自立支援医療制度

市町村障害福祉課へ申請することにより、精神科に関する外来受診料、精神科薬調剤料、デイケア利用料、訪問看護料などにかかる費用の月上限額が定められる負担軽減措置の制度です。

利用者負担は1割です。

ご利用希望の際は精神保健福祉士にご相談ください。

精神保健福祉相談

患者様やご家族の日頃の悩み、心配事など希望に応じて精神保健福祉士が相談に応じます。

病棟スタッフや外来スタッフに申し出て予約をしてください。

当院に入院される際に必要なもの

入院手続き

入院手続き時にご準備していただくもの
必ずご準備いただくもの
健康保険証
印鑑(認め印)

ご本人及びご家族のもの
お持ちの場合にご準備いただくもの
診察券
医療受給者証(被爆者健康手帳等)
障害者手帳
介護保険証
各種限度額適用認定書

・当日は1階総合窓口にご来院ください。入院のお手続きについてご案内いたします。

・保険証の提示がない場合は保険診療の取り扱いができません。初診時、入院時には必ず保険証をお持ちください。

・保険証は月に1回必ず1階総合窓口にご提示ください。また、ご家族の住所や電話番号などが変わられた場合は必ずご連絡ください。

・保険証・医療受給者証などは必要に応じてコピーさせていただきます。

入院手続きに関しましては、精神保健福祉士がご説明します。

携帯品

入院時にご準備していただくもの
日用品
タオル、バスタオル(各2~3枚)
洗面用具
 洗面器・歯ブラシ・歯磨き粉・せっけん・
 シャンプー・リンス・プラスチック製コップ
 ※必要であれば電気カミソリ
洗濯用洗剤
かかとのあるくつ
 転倒防止のため、サンダルやスリッパはご遠慮ください。
衣 類
普段着
パジャマ
下着(上下)

※各衣類2~3枚程度
その他
冊子「入院のご案内」
くすり

現在服用中のものは全てお持ちいただき、外来看護師にお渡しください

・所持品にはすべてお名前をご記入ください。

・お持ち込みいただいた品物はすべて台帳に記録します。品物により、また症状によっては病棟で保管します。
台帳への記入にはご家族の協力をお願いしています。

・事故、盗難防止のため、ご入院時に病棟へお持ち込みできない物品があります。

病室のご案内

(3病棟 精神科急性期治療病棟)
個室個室
4床室4床室
個室(ICU)個室(ICU)

その他設備

(3病棟 精神科急性期治療病棟)
病棟スタッフステーション病棟スタッフステーション
デイルームデイルーム
電話ボックス電話ボックス
エントランスホールエントランスホール
廊下廊下
トイレトイレ

当院での生活について

担当制
入院されますと担当看護師・担当精神保健福祉士が決まります。
入院から退院まで責任を持って、安心できる入院生活を提供します。
点灯時間・消灯時間
点灯(起床):7:00  消灯:21:30
食事時間
朝食8:00  昼食12:00  夕食18:00
ホールでの食事をお願いしていますが、病状に応じてお部屋での食事も考慮します。スタッフへご相談ください。
入浴
火曜日・金曜日10:00~11:30 14:00~15:30
上記日程以外は、シャワー(有料)がご利用できます。ご希望時はスタッフへご相談ください。 ※ カミソリの使用は、原則禁止となっています。ご了承ください。
洗濯機・乾燥機
ご利用の際は洗濯カード(1回200円)の利用をお願いします。洗面所での洗濯は、ご遠慮ください。
洗濯カ―ドは、売店にて購入(1枚1000円)できます。
乾燥室(洗濯干し場)はありません。ご了承ください。
電話について
電話の取次ぎは、原則おこなっていません。緊急時の連絡は、公衆電話にて、ご本人よりかけなおすなど、ご協力お願いします。
敷地内禁煙
当院は、敷地内禁煙です。ご協力お願いします
備え付けの家具などの破損・紛失について
当病棟備え付けの家具など破損・紛失があった場合、当病院として責任を負いかねることがあります。
自己負担となることをご了承ください。
ご面会について
1)ご面会の方は、必ず1F事務所にて受付をお願いします。
場所は、病棟面会室、お部屋(個室のみ)ご希望に沿い対応します。
面会時間【9:30~11:30/13:30~16:00】
※ 上記時間以外にての面会は、事前に許可が必要です。

2)ご面会される場合は安全管理のため、危険物持込の有無を確認します。ご了承ください。
外出・外泊について
外出・外泊を希望される時には、事前に主治医の許可が必要です。ご希望の際には、前日16:00までにお申し出ください。
原則として下記の時間内にてお願いします。
出棟時間 9:30以降 ~ 帰院時間 16:00迄

時間帯は、本人、または、ご家族の都合にて調整します。
入院中の持込物について
当院では安全管理上、危険物の持ち込みを控えさせていただきます。ご了承ください。
≪持ち込めない物≫
ガラス製品・陶器製品・アルコ―ル類、刃物類(カミソリ・カッタ―・ナイフ・はさみ)等、 火気類(マッチ・ライタ―)等

その他の物品にて、安全管理上所持に問題があると判断した場合は、持ち込みを控えさせていただきます。
携帯電話の使用について
当院では、治療的な意味合いと、プライバシー保護のために携帯電話は原則禁止 となっています。しかし、特定の病棟においては個々人の責任レベルに応じて使用することが可能です。

ストレスケアユニット

『より上質な静養と休息を。』
当院はこの考えのもと、ストレスケアユニットをご用意しました。

ストレスケアユニットとは

特に、うつ病などで休息入院が必要な方のために、ゆっくりとお休みいただけるような医療サービスを提供することを目的とした「急性期治療病棟」のユニットです。

病室のご案内

病室は心と体を癒す場所。だから、より寛げる空間を目指しました。
個室1個室1
個室2個室2
個室3個室3
備品:TV、冷蔵庫、ケトル、衣装ダンス、ソファーベッド、机イス、電気スタンド、洗面台

その他設備

その他設備もリニューアルしました。
コミュニティーホールコミュニティーホール
診察室診察室
廊下廊下
浴室
浴室
トイレ
トイレ

ストレスケアユニットでの生活

当ユニットでの生活は通常の当院の生活と異なる点がありますのでご紹介します。
下記記載以外の点については通常の当院の生活となりますので、「入院」 にてご確認ください。
全室個室対応
全室個室対応です。 全室、テレビ・冷蔵庫・ケトルを設置しています。全室、内鍵付きです。
ただし、病状観察のためスタッフが開錠して入室する場合がありますのであらかじめご理解お願いします。
個室料金が発生します。料金については上記「差額ベッド料」にてご確認ください。
パソコン・携帯電話・外出など
主治医が判断する責任レベルによりパソコンや携帯電話のご使用ができます。
パソコンでインターネットをご利用の際はコミュニティーホールに設置されているLANポートが無料でお使いいただけます。LANケーブルは当院で準備します。 また、責任レベルによっては単独で近隣への外出が可能です。
お食事
個室内でお召し上がりいただけます。
入 浴
ユニットバスを4つ用意いたしています。一人ずつゆっくりとお入りいただけます。
入浴日:月・木・土曜日/10:00~11:30 13:30~16:00
シャワーのみ : 毎日/10:00~11:30 13:30~16:00
当院では職場復帰プログラム(リワークプログラム)に取り組んでいます。
  現在休職中の方で、当院リワークプログラムに興味があられましたら 「リワークプログラム」をご覧ください。

メンタルマット?清潔で寝心地の良いマットレス?

従来のマットレスでは出来なかった「中から洗えるマットレス」
定期的に消毒・洗浄・修理をおこなっています。
当院では「良質な医療と共に、真心のこもったサービス」をご提供させていただき、患者様に「安心・快適な療養生活」を送って頂けるよう「メンタルマットRシステム」を導入しています。
患者様の症状や状態に合わせ、3種類のマットレスをご提供しています。患者様におかれましては、ご安心のうえ快適な療養生活をお送りください。

メンタルマットRについて詳しくはこちらをご覧ください。
カイックス
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メンタルマット
メンタルマット
(一般的な寝心地のマットレスです)

●適度なかたさと弾力性があり、寝心地のよいマットレスです。

●マットレス内部の凹凸構造が優れた通気性と保温性を実現します。

メンタルマットR
(褥瘡のリスクがある患者様に使用しているマットレスです)

●通気性を確保し、湿潤環境(蒸れる状態)を防ぎます。

●ソフトタッチ面(ラベル面/濃青色側)は、反発力の異なる3種類のウレタンフォームの組合せにより、良好な体圧分散効果が得られます。

●ハードタッチ面(薄青色側)は、適度硬さと弾力性があり快適な寝心地が得られます。

メンタルマットE
(褥瘡のある患者様に使用しているマットレスです)

●通気性を確保し、湿潤環境(蒸れる状態)を防ぎます。

●市販の体圧分散式マットレスと同等の効果があります。

入院についてご相談、お問い合わせがありましたらお電話ください。
医療法人 友愛会 田川療養所

[TEL] 095-845-2188

[受付時間]
9:00~12:30/13:30~17:00
(日・祝日除く)
ご相談は当院の精神保健福祉士がお受けします